町会防災講習会が実施された

令和8年9月18日の町会防災部による防災講習会の概要です。

【開催目的・背景】
市職員の働き方改革等に伴い出張講習が減ったため、地域の経験豊富な防災部メンバー(ミスター防災と呼ばれる生田氏、東京消防庁出身の反町氏ら)が講師となり講習を実施。

【防災備蓄と日常生活での備え】(講師:生田氏)

  • ローリングストックの重要性: 1人1日3L(2L×3本で3日分など)を備蓄する場合、家族分を揃えると膨大な量になるため、消費しながら補充するローリングストックの実践が必要。
  • 昭和と令和の災害変化: 近年は震度7クラスの地震に加え、海水温上昇等による「線状降水帯」や豪雨(1時間100mm級)が多発。日頃から排水溝の清掃や周辺の片付けが必要。
  • 二次災害の防止: プロパンガスや停電後の復旧時に備え、不在時や帰宅時のブレーカー操作・ガス閉栓など火災・爆発防止を徹底する。
  • 家具の配置と安全確保: 家具の固定に加え、倒れてこない配置(T字型で寝るなど)を工夫する。災害時はまず「自分の身の安全確保」を最優先する。

【地域の地理的特性と救急利用】(講師:反町氏)

  • 地域の水害リスク: 当該地域はかつて沼や田んぼであった土地柄があり、豪雨時には内水氾濫や冠水のリスクが高い。日頃から家族と避難先や対応を話し合っておくことが重要。
  • 救急車の適正利用と現状: 急病・怪我の際は躊躇せず119番通報してよいが、症状や診療科目の条件によって搬送先病院の選定に時間がかかるケースがある。

今回のお話の中で住民が「今すぐ実践すべき具体策」と「命に関わる注意点・リスク」として特に重要度の高い事項をピックアップしました。

1. 家庭での備蓄は「ローリングストック」を徹底する

  • 理由: 1人「1日3本(6L)」のペットボトルを備蓄・保存しようとすると、家族分で膨大な量になり保管が現実的ではありません。
  • 対策: 日常的に飲食しながら減った分を買い足す「ローリングストック」の実践が必須とされています。

2. 災害時は「まず自分の身の安全(自助)」を最優先する

  • 理由: 自身が被害に遭ってしまうと、他者を助けることができず共倒れになるためです。
  • 対策: 地震時は出入口を確保し、何よりも先に怪我を回避すること。日頃から家具が倒れてこない配置(家具に対して T字型に寝るなど)や、重いものを高い場所に置かない工夫が必要です。

3. 地域の土地柄(水害リスク)を認識しておく

  • 理由: 当町会地域(芝中田1・2丁目周辺)は、60年ほど前は沼や田んぼ、池だった場所が多く、内水氾濫が起きやすい地盤・地理的特徴があります。
  • 対策: 線状降水帯などで急速に冠水・水没する危険があるため、「水害時にどこへ逃げるか」をあらかじめ家族で話し合っておく必要があります。

4. 通電火災・爆発事故を防ぐ行動

  • 理由: 停電からの復旧時やガスが溜まっている状態でブレーカーを上げると、引火して爆発事故(通電火災など)につながる危険があります。
  • 対策: 避難時や復旧時は、ガスの匂いを確認し、電気器具の安全を確認した上でブレーカー操作を行う必要があります。

5. 救急車到着後の「病院決定までのタイムラグ」への理解

  • 理由: 救急車が現場に到着してもすぐに発進しないのは、患者の症状(脳外科、循環器など)に適合する受入れ病院を救急隊が探しているためです。
  • 対策: 119番通報自体は躊躇不要ですが、必ずしもすぐに病院へ届くわけではないという現実を理解しておくことが大切です。