町会防災講習会を開催します


【ご参考】
令和の防災の主な特徴は、デジタル技術の進化と相次ぐ激甚災害の教訓を踏まえ、一人ひとりが主体的に行動する「スマートな防災」へとシフトしている点にあります。

1. 「公助」から「自助・共助」への転換

行政による救助(公助)を待つのではなく、住民自らがリアルタイムに危険を察知して動くことが基本となりました。

  • 主体的な避難判断: 行政からの指示を待つだけでなく、5段階の「警戒レベル」や気象庁の「キキクル(危険度分布)」をスマホで確認し、自ら避難を判断します。
  • 個別避難計画の推進: 高齢者や障害のある方など、自力避難が難しい人(避難行動要支援者)一人ひとりに合わせた避難計画を地域ぐるみであらかじめ作成する取り組みが進んでいます。

2. DX(デジタルトランスフォーメーション)のフル活用

スマートフォンやインターネット、位置情報技術などが防災のインフラとして定着しました。

  • 重ねるハザードマップ: 洪水、土砂災害、津波などのリスクをWEB上で重ね合わせて、自宅や現在地の危険度を瞬時に可視化できます。
  • 防災アプリとSNS: リアルタイムの被害状況の収集や、LINE・災害用伝言板などを活用した家族間の確実な安否確認が主流になっています。

3. 備蓄の「1週間長期化」とローリングストック

南海トラフ巨大地震などの広域災害や、物流が長期間ストップするリスクを想定した現実的な備蓄へと変化しました。

  • 最低1週間分の確保: 従来の「3日分」から、現在は「最低1週間分」の家庭備蓄が強く推奨されています。
  • 日常の延長としての備え: 特別な非常食を買い込むのではなく、普段の食品を多めにストックして消費しながら買い足す「ローリングストック」が定番化しています。

4. 命に直結する「3大重要アイテム」の厳選

これまでの災害経験(東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など)から、本当に役立つ「3種の神器」が明確になりました。

  • 携帯・簡易トイレ: 断水時に最も深刻な問題となるトイレ不足に備え、1人あたり数十回分の確保が必須とされています。
  • モバイルバッテリー・ポータブル電源: 情報命の令和において、スマホの電源を切らさないための乾電池式充電器や大容量バッテリーの重要性が跳ね上がっています。
  • 飲料水の確保: 1人1日3リットルを目安とした、命を繋ぐための水です(※お湯が必要なカップ麺よりも、そのまま食べられるゼリー飲料やレトルトが推奨される傾向にあります)。
  • 避難所の過密回避: プライバシーの確保や感染症対策の観点から、安全な親戚・知人宅やホテルへ避難する「分散避難」が推奨されています。

5. 「分散避難」と「在宅避難(自宅の要塞化)」

避難所に行くことだけが避難ではない、という新しい避難行動が定着しつつあります。

  • 避難所の過密回避: プライバシーの確保や感染症対策の観点から、安全な親戚・知人宅やホテルへ避難する「分散避難」が推奨されています。
  • 在宅避難: 自宅が倒壊や浸水のリスクが低い頑丈な建物である場合、家具の転倒防止やガラス飛散防止を徹底し、備蓄を固めて「住み慣れた自宅で被災生活を送る」という選択肢が重要視されています。